どうも!スマオ(@SmawatchJp)です。
タフネススマートウォッチAmazfit T-RexのAmazfit T-Rex Proのレビューです。
独自OSを搭載したスマートウォッチの中ではトップブランドと言っても良いAmazfitから新しいスマートウォッチ「Amazfit T-Rex Pro」が発売されました。
Amazfit T-Rex Proは先代モデルの無印Amazfit T-Rexと同じデザインで、中身をグレードアップさせたスマートウォッチになっています。
先代の無印Amazfit T-Rexはグローバル販売と日本販売までに期間があったけど、今回は日本でもすぐに販売し、もちろん日本語にも対応しています!
- G○SHOCKのようなタフネス系デザインのスマートウォッチ
- 耐衝撃規格MIL-STD 810G取得
- 心拍数・血中酸素濃度・睡眠・ストレス・気圧・高度・コンパスなどの計測機能
- 4つの衛星測位システムに対応したGPS
- 最大18日間のロングバッテリー
- 最大100メートルまで潜れる10ATM防水に対応
- 100種類以上に対応したワークアウト
Amazfit T-Rex Proの雄叫びを聞け!そして、自らと一体化する「タフネス」を備えたスマートウォッチと共にアウトドアに踏み出せ!#Amazfit #TRexPro #ExploreYourInstinct pic.twitter.com/sQicS5MVPo
— Amazfit Japan (@AmazfitJapan) 2021年3月23日
先代モデルのAmazfit T-Rexも持っているので、比較しながらレビューしていきたいと思います!
Amazfit T-Rex Proと無印との違いは?スペックを確認
Amazfit T-Rex Proはタフネスデザインを採用したスマートウォッチですが、見た目だけではなく中身もしっかりとタフネスになっています。
まずはスペックを無印版とProを比較しながら確認!
サイズ | 47.7×47.7×13.5mm | 47.7 x 47.7 x 13.5 mm |
重量 | 59.4g | 58g |
ディスプレイ | 1.39インチAMOLED 360×360 | 1.3インチAMOLED 360×360 |
センサー | BioTracker 2 PPGバイオトラッキング光学センサー/3軸加速度センサー/3軸ジャイロスコープセンサー/地磁気センサー/周囲光センサー/気圧高度計 | BioTracker TM PPGバイオトラッキング光学センサー/3軸加速度センサー/地磁気センサー/環境光センサー |
計測機能 | 心拍数/血中酸素濃度(Spo2)/睡眠/ストレス/ワークアウト100種類以上 | 心拍数/睡眠/ワークアウト13種類 |
バッテリー | 390mAh(最大18日間) | 390mAh(最大20日間) |
耐衝撃性能 | MIL規格 15種類 | MIL規格 12種類 |
防水 | 10ATM | 5ATM |
Bluetooth | Bluetooth 5.0/BLE | Bluetooth 5.0/BLE |
対応OS | Android 5.0 および iOS 10 以降 | Android 5.0以降/iOS 10.0以降 |
GPS | GPS + GLONASS/GPS + BeiDou/GPS + Galileo | GPS + GLONASS |
カラー | ベージュ・ネイビーブルー・ブラック | ロックブラック/アーミーグリーン/カーキ/ガングレー |
- バイオトラッカーが第2世代へ
- 計測機能に血中酸素濃度・ストレスが追加。100種類のワークアウトに対応
- 防水機能が5ATMから10ATMへと進化
- MIL規格が12種類から15種類へ
- GPSが2つから4つの衛星に対応
他にもインターフェースなどが新しいバージョンになっており、動きもなめらかサクサクになっていますよ!
Amazfit T-Rex Proのデザインと付属品チェック
まずは、Amazfit T-Rex Proの付属品とデザインをチェックしながら紹介したいと思いますが、ベゼル部分がブラックだった無印に比べて、Proはグレーになった以外ウォッチ本体のデザインに変更はありません。
ベルトは無印のふにゃふにゃベルトから、しっかりとしたものに変更になってる!
付属品に関しては、Amazfitはいつも同様で、スマートウォッチ本体・充電ケーブル・説明書のシンプルな構成。
タフネス系のデザインをしたスマートウォッチは少ないので貴重。ただタフネスなだけじゃなくてAmazfit T-Rex Proはデザインもかっこいい。
まぁ〜G○SHOCKだけどね!
Amazfit T-Rex Proの特長的なポイントで、手袋をしているような状況でも操作が出来るように押しやすい形状の物理ボタンが配置されています。右側面には、戻るボタンとセレクトボタンあります。
セレクトボタンは初期設定ではワークアウトへのショートカットになっていますが、後で自分の好きな操作へ変更することができます。
私は通知一覧へのショートカットに設定してますよ〜!
左側面にも物理ボタンが2個配置されており、アップボタンとダウンボタンで画面をスワイプする代わりに上下する操作をすることが出来ます。
背面は充電端子と心拍数・ストレス・血中酸素濃度などを計測するためのセンサーが付いています。
ちなみにベルトは変更可能ですが、特殊な工具が必要なタイプで一般的なスマートウォッチの様に気軽に変更は出来ません。
そもそもAmazfit T-Rex・Proはサードパーティから販売されているベルトは多くありません。
Amazfit T-Rex・Pro専用のスレンレスバンドをAmazonで発見!
無印のAmazfit T-RexとAmazfit T-Rex Proを並べて比較。左側がAmazfit T-Rex Proで右側が無印になります。
ウォッチケース自体は同じものを利用しているっぽいので、外見上の違いはありません。
外見上でわかる大きな違いは、背面に付いているセンサーが増えている点。Proになって血中酸素濃度にも対応しているのでそれ用のセンサーが増えています。
ベルトは賛否両論あった無印のふにゃふにゃベルトから進化して、しっかり感が増したベルトになっています。
無印のふにゃふにゃベルトもつけ心地良くて嫌いじゃなかったけど、ホコリとかが付きやすいのが欠点だった。Proのベルトは汚れずらそう。
Amazfit T-Rex Pro完全レビュー!
Amazfit T-Rex Proを使って1週間ほど経ったので、Amazfit T-Rex Proの機能や実際に使って感じた点を紹介したいと思います
Amazfit T-Rex Proのウォッチフェイスは数十種類から選択可能
Amazfit T-Rex Proはタフネスデザインのスマートウォッチですが、ウォッチフェイスもタフネス系に似合うデザインの物が多数用意されています。
画面を長押しするとウォッチフェイス変更モードになるので、デフォルトで入っている数種類のウォッチフェイスから変更することが出来ます。
Amazfit T-Rex Proに入っているウォッチフェイスで気に入るデザインがない場合には、スマホ側で新しいウォッチフェイスをダウンロードすることも可能。
この機能が使えるウォッチフェイスは限られますが、表示させる情報を個々に選べるウォッチフェイスも用意されています。
心拍数計測機能
健康管理の基本とも言える心拍数計測機能ですが、Amazfit T-Rex Proでは24時間心拍数モニタリングができ、計測頻度も1分・5分・10分・30分・手動と選ぶことが出来ます。
ウォッチフェイスによっては、リアルタイムの心拍数が表示されるものもあるので、常時自分の心拍数を監視することが出来ます。
グラフでも見れますが、心拍数変化をもとにどんな状態だったかなど細かく確認することも出来ます。
Zeppアプリ上では更に細かく情報を確認でき、今日だけではなく過去の心拍数なども確認出来るので、以前に比べて心拍数が高くなっているかなど確認も可能です。
ほとんどずっとリラックス状態笑
Amazfit T-Rex Proは血中酸素濃度を新搭載!
最近のスマートウォッチには搭載されているモデルが多くなってきていますが、Amazfit T-Rex Proも無印時代にはなかった血中酸素濃度計測機能を搭載しています。
コロナ禍で、血中酸素濃度を気にしている人も多いと思いますが、Amazfit T-Rex Proを含めスマートウォッチに搭載されているのは医療機器ではないので参考程度に考えましょう。
血中酸素濃度計測は結構シビアで、測定中に腕を動かしたりベルトの締め付けが緩いときちんと測定出来ないで注意してください。
測定は数十秒かかるので、落ち着いて測定できる環境で計測しましょう。
血中酸素濃度は90%以上なら正常値と言われています。
何回かやったけど、大体96〜98%の間でした〜!
Zeepアプリ上でももちろん記録・確認することが出来ます。
昼寝にも対応の睡眠計測機能
寝てる間もAmazfit T-Rex Proを装着することで、睡眠中の状態を計測することが出来ます。
睡眠ログはスマートウォッチ本体でも確認できるモデルはありますが、Amazfit T-Rex Proは対応しておらず、Zeppアプリ上でのみ確認することが出来ます。
深い眠りに付いていた時間や、覚醒(目覚めてしまった時間)なども計測してくれます。
睡眠時間をスコア化してくれるので、健康的な睡眠を取れてるかひと目で確認出来る!
地味に嬉しいのが昼寝(仮眠)にも対応している点。健康のため昼寝をしている人や夜勤勤務で日中に寝てる人でも睡眠計測出来るのは結構大きなポイントです。
昼寝に対応していないスマートウォッチって結構多いんだよね!
実際のバッテリー持ち時間は?
Amazfit T-Rex Proは最大で18日間のスタミナバッテリーも売りの1つですが、実際にどのくらいバッテリーが持つか試してみました。
スマートウォッチはバッテリー持ち時間詐欺が結構多いんですよ・・・
- 心拍数計測頻度1分
- 1日のメッセージ通知50件前後
- アクティブ心拍数モニタリングオン
- 睡眠モニタリングオン
- ディスプレイ照度自動
- ワークアウト30分程度1回
- アップデート1時間1回
基本的な設定条件は届いた時と同じ初期状態のままバッテリー持ちテストをしてみました。100%から現在までで7日間と12時間経過した状態でバッテリー残量が43%でした。
ですが、このレビューを書き始める前にアップデートがあり、そこで50%あったバッテリーが数%一気に減ってしまったので、実際は7日間で50%減るぐらいのイメージで良いと思います。
等間隔で1%づつ減っていくかわかりませんが、だいたい2週間は使えそう。18日はちょっと節約設定じゃないと無理かなぁ・・・。
まぁ2週間持てば十分だな!
予想通り丁度2週間だったね!
0%→100%の充電時間を計測
充電の持ち時間とともに、私が結構重要視しているのが充電速度!
家を出る時にスマートウォッチの充電が切れていた・・・なんて場面で、何分充電すれば1日分のバッテリーが充電されるのか、これを知っておけば充電が切れていても安心感があります。
10%・・・7分
30%・・・17分
90%・・・50分
100%・・・76分
Amazfit T-Rex Proの充電持ちを考えれば、10%あれば1日過ごすことが出来るのでもし家を出る時に充電が切れていても、7分間だけでも充電すればOK
1週間に1回お風呂に入ってる間に充電しておけば、バッテリー持ちの心配はしなくても大丈夫そう。
ワークアウト時のGPS精度は良いよ!
Amazfit T-Rex Proのワークアウトは100種類以上の運動から選べますが、実際に私が使うのはランニング・ウォーキング・サイクリング程度。
今回はサイクリングのワークアウト計測をテストしてみました。
ワークアウト中にもリアルタイムで運動時間や、速度・心拍数などを確認することも出来ます。
ごめんなさい。実際にワークアウトしてる時に写真を取り忘れたので、家でワークアウトモードの写真を取っていますが、実際には数値がちゃんと表示されます。ごめんなさい。
ワークアウトを終了したあとに、Amazfit T-Rex Proでもワークアウトの結果を細かく確認することが出来ます。
そして、Zeppアプリ上では更に詳細を確認することも出来ます。GPS搭載モデルなので、走ったルートもマップ上で確認可能。
ワークアウト中の走行速度はトップスピードから平均速度、そして1キロあたりのペースなど結構ガチな計測が可能なので、趣味程度の人はもちろん。タイムを気にして走るような人でも十分利用可能なデータが得られると思います。
どのくらいの傾斜があったか高度も計測されます。
実は同じAmazfit製品のスマートウォッチでもGPS精度にかなりバラツキがあるんです・・・・Amazfit T-Rex ProはGPS精度がかなり高い!
GPS精度が悪いと、走行ルートだけではなく距離・速度全てが狂ってしまうので、ワークアウトを重視する人にとってはかなり重要なポイント!
とは言っても、無印のAmazfit T-RexももともとGPS精度が良いので、劇的進化!という訳ではありません。
こっちは無印のAmazfit T-Rexのワークアウト記録。無印のAmazfit T-Rexでも道からそれずにきれいにトレースしているのがわかります。
無印Amazfit T-Rexが2つの衛星測位システム対応しているのに対して、Amazfit T-Rex Proは4つの衛星測位システムに対応していますが、4つ同時に測位するというわけではなく、GPS+BDS/GPS+GLONASS/GPS+Galileoという構成の中から1つの組合わせを選べるとういうだけです。
UIは新しく、そして動きもなめらかに
無印Amazfit T-Rexと比較すると、Amazfit T-Rex Proの外見上の変更点は多くありませんが、UIや動作は進化しており、無印でも満足度が高かったスマートウォッチですが、更に完成度が高くなっています。
解像度も高くなり、視認性が良くなっているのはもちろん。後ほど動画で紹介しますが、スクロールした時の動作もなめらかになっています。
無印Amazfit T-Rexではディスプレイのドット感が結構ありましたが、Amazfit T-Rex Proはかなり鮮明に文字も表示されます。めっちゃきれい!
Amazfit T-Rex ProをiPhoneで使う
iPhoneでスマートウォッチと言えばApple Watchを使っている人が多いと思いますが、Apple Watchは付けている人も多く、Apple Watchという主張の強いデザインが嫌な人もいると思います。
Amazfit T-Rex ProはもちろんiPhoneとも連携して使うことが出来ますが、Androidのスマホと連携する場合に比べて不便なポイントが1つあります。
それはアプリの通知機能!
左側がAndroidの通知設定画面、右側がiPhoneの通知設定画面になります。
Androidと連携している場合には、スマホからAmazfit T-Rex Proに通知するアプリを1個ずつ設定出来るの対して、iPhone版の場合には、主要アプリ以外は「その他」にまとめられており、細く設定することが出来ません。
個別に設定出来るアプリ以外は、いらないアプリの通知も一緒に全部通知されちゃうってことね。
通知機能に関しては、残念ながらiPhoneユーザーはAndroidユーザーに比べて不便ではありますが、他にAndroidとiPhoneで使った場合の違いはあまりないので、通知問題を特に気にしない場合にはiPhoneでも快適に使うことが出来ます。
タフネス系スマートウォッチとしての完成度は高い
前作の無印Amazfit T-Rexから防水・衝撃性能・血中酸素濃度などを進化させてきたAmazfit T-Rex Proはスポーツやアウトドアでスマートウォッチを使いたい人には満足度が高い製品になっています。
例えば私の場合自転車やバイクによく乗るので、グローブをはめているときが結構あります。
普通のスマートウォッチの場合には、電源ボタンや戻るボタンなどの物理ボタンがあっても、画面のスクロールなどはディスプレイをタッチして行う必要があります。
Amazfit T-Rex Proの場合には、左側にアップダウンボタンが搭載されているので、グローブを付けたままでも殆どの操作が可能になっています。
グローブした状態でも押しやすい大きな物理ボタン!
また、一般的なスマートウォッチの場合防水性能は3ATMか5ATMなのに対して、Amazfit T-Rex Proは10ATMまで対応しているので、サーフィンや水泳などガチなマリンスポーツにも使うことが可能。
スマートウォッチは数多く発売されていますが、タフネス系スマートウォッチはまだまだニッチなジャンルで数は多くありません。
その中でもAmazfit T-Rex Proは完成度が高く、今回実際に使ってみて欠点らしい欠点はありませんでした。
タフネス系スマートウォッチが欲しいならこれは有り!おすすめできます。
本家タフネスウォッチのG-SHOCKからも初のスマートウォッチ発売が発表されたけど8万円・・・。値段を考えたらこっちも有りだね