HUAWEI WATCH FITは発売時には使えなかった血中酸素濃度計測にも2021年2月のアップデートで対応し、1万円ちょっとで購入出来るスマートウォッチでは抜群にコスパが良いモデルになっています。
どうも!スマオ(@SmawatchJp)です。今日は機能だけじゃなく、質感も高いHUAWEI WATCH FITのレビューです。
- 1万円ちょっとで買える高コスパスマートウォッチ
- 高解像度で見やすい1.64インチ有機ELディスプレイ
- 血中酸素濃度の自動測定機能
- 正確なGPS搭載
- バッテリー持ちが優秀&充電速度が早い
- 96種類のワークアウトに対応
FITという名前がついている通り、スポーツや日常の健康管理機能が豊富に搭載されているスマートウォッチになっているよ。
スマートウォッチ感が強い四角いデザインが嫌いじゃなければおすすめできるモデルだね。
HUAWEI WATCH FITのスペックとデザインをチェック
HUAWEI WATCH FITは1.64インチの縦長ディスプレイを採用したスマートウォッチ。まずはスペックとデザインから紹介します。
サイズ | 縦約46 mm × 横30 mm × 厚さ10.7 mm |
重量 | 21g(バンド込み35.5g) |
解像度 | 1.64インチAMOLED 456×280HD 326ppi |
センサー | 加速度センサー/ジャイロセンサー/光学式心拍センサー/ 環境光センサー/装着検知センサー |
計測機能 | 心拍数・血中酸素濃度(Spo2)・睡眠・ ストレス・歩数・ワークアウト96種類 |
バッテリー | 10日間持続 |
防水 | 5ATM |
Bluetooth | 5.0 |
対応OS | Android 5.0 および iOS 9 以降 |
GPS | GPS、GLONASS、QZSS(みちびき)対応 |
カラー | サクラピンク・グラファイトブラック・ミントグリーン |
今流行の血中酸素濃度にも対応なのね!
次はデザイン!縦長のスクエア型スマートウォッチになってるよ!
縦に長いデザインを採用した1.64インチのディスプレイ。有機ELを採用しているので文字もはっきりくっきりとキレイに表示されます。
外でも視認性が良くて見やすいディスプレイだね
物理ボタンは右サイドに1つだけ付いており、薄型のボタンなのですっきりとしたデザインを邪魔しません。
本体の裏側には充電用端子と心拍数や血中酸素濃度を測定するためのセンサーが搭載されています。
バンド部分はシリコン製のバンドでつけ心地が良い素材になっています。
バンドは穴留め式なので、自分の腕のサイズに合わせて自由に調整出来ます。
腕周り18センチの男が付けた場合はこんな感じ。
スクエア型だから情報も見やすくて、サイズもコンパクトでいい感じだね。
Apple Watchの44mmと比べると、横幅がスリムなのがわかると思います。
このぐらいのサイズが見やすさと付け心地のバランスが取れれていい感じ。
付属品はスマートウォッチ本体と、保証書・スタートガイド・専用充電ケーブルになっています。
HUAWEI WATCH FITの使い方と出来る事を詳しく紹介
HUAWEI WATCH FITはスマートウォッチなので、もちろん単体では利用できません。スマホとの連携が前提になっています。
HUAWEI WATCH FITと使っているスマホを連携させるには、HUAWEIのスマートウォッチ用アプリ「HUAWEI Health」をダウンロードしてインストールする必要があります。
HUAWEI HealthはGoogle Playや、iPhoneの場合にはApp Storeでダウンロードする事が出来ますが、HUAWEI独自のアプリストア「HUAWEI AppGallery」からインストールすると最新版を使うことが出来ます。
後ほど血中酸素濃度の自動測定設定で詳しく説明しますが、Google Play・App Storeでダウンロードする場合には、最新版が使えないという状態になっています。
文字盤の種類は豊富!
スマートウォッチならではの機能ですが、HUAWEI WATCH FITも文字盤(ウォッチフェイス)のデザインを自由に変更することが出来ます。
HUAWEI WATCH FIT本体のディスプレイを長押しすることで、数種類の文字盤から好きなものを選ぶことが出来ますが、ここに好みのデザインがない場合にはスマホのHUAWEI Healthからも数十種類の文字盤ダウンロードして選ぶことが出来ます。
ただし、種類は多いものの日本人の感性からするとダサいと感じるものが多いと思います・・・。笑
心拍数は24時間自動計測
HUAWEI WATCH FITには心拍数計測機能が搭載されています。
HUAWEI WATCH FIT本体でもリアルタイムの心拍数と、その日の心拍数をグラフで見ることが出来るようになっているので、心拍数の急激な変化などを確認できるの出来るようになっています。
心拍数の急激な上昇や低下を計測した場合には、アラートで知らせてくれる機能も搭載しています。
心拍数の自動計測をONにした場合には、数分ごとに自動的に心拍数の記録を取ってくれるようになります。
【これはすごい!】血中酸素濃度の自動測定に対応!
最近のスマートウォッチには血中酸素濃度の測定機能が搭載されているモデルが増えて来ています。
HUAWEI WATCH FITにも血中酸素濃度測定機能が搭載されているんですが、すごいのはなんと言っても「血中酸素濃度の自動測定機能」に対応している点。
血中酸素濃度の測定は、HUAWEI WATCH FITの血中酸素を選択して測定を手動で行うといつでも測定することが出来ます。
血中酸素濃度を測定する時には、HUAWEI WATCH FITを上に向けて安静な状態で数十秒で測定することが出来ます。
きちんと安静にしていないと「ウォッチを上に向けて動かないでください」と警告メッセージが出て測定することが出来ないので注意してください。
HUAWEI WATCH FITのすごいところは血中酸素濃度の自動測定に対応している点!!!!!
この価格帯で血中酸素濃度付いてるだけでも結構すごいのにね。
今日は動いてる時間が多かったから日中帯はほとんど測定出来てなかった。
じっとしてないと測定出来ないから、測定できてないのは逆にきちんと感知してるってことだね。
血中酸素濃度の自動測定機能をONにする設定方法
実はHUAWEI WATCH FITが血中酸素濃度の自動測定に対応したのは、2021年1月下旬のアップデートからなんですが、今回(2021年4月)HUAWEI WATCH FITを手に入れて自動測定をONにしようと、色々いじってみても自動測定設定がない状態・・・。
HUAWEI Healthアプリのバージョンを確認しても最新と表示されてるのに、探しても探しても血中酸素濃度の自動測定をONにする項目がない!
色々と調べて見た結果、血中酸素濃度の自動測定を使えるようにするには、HUAWEI独自のアプリストア「HUAWEI AppGallery」をインストールし、そこからHUAWEI Healthアプリのアップデートが必要との事です。
AppGalleryをダウンロード→HUAWEI Healthを検索→インストール(更新)
→HUAWEI AppGalleryダウンロードはこちらから
AppGalleryでHUAWEI Healthをアップデートすると血中酸素濃度の自動測定設定項目が出現しました!
AppGalleryでアップデート→Healthアプリを開く→デバイス→HUAWEI WATCH FITを選択→ヘルスケア→血中酸素濃度の自動測定→タブをONに
血中酸素濃度が何%を下回った時にアラートで教えてくれるような設定も可能。
HUAWEI WATCH FITは医療機器ではないので、血中酸素濃度の測定は出来ますがあくまで参考値としてであり、健康管理の数値・目安としての利用は止めましょう。
ワークアウトは96種類!GPSも正確で運動にピッタリ!
スマートウォッチは常に身につけているガジェットで、心拍数の計測も出来るので運動時の記録測定には便利です。
HUAWEI WATCH FITには合計で96種類ものワークアウト測定種目が搭載されています。
更に1万円ちょいで買えるスマートウォッチなのに、GPS(GLONASS・みちびき)に対応!スマホいらずで運動記録をとることが出来ます。
GPSを搭載しているので、スマホのアプリで走行したルートをマップに照らし合わせて見ることが出来るようになっています。
ワザと細かい住宅地を走ってみたけど、かなり正確にトレースしてくれているのがわかります。
バッテリー持ち&充電速度は?
スマートウォッチを使う上でバッテリーの持ち時間は重要になります。
毎日充電とかは結構だるいよね・・・。
6万円で買ったApple Watchホコリかぶってるもんね・・・。
HUAWEI WATCH FITはスマートウォッチの中でも小型で、バンド込でも35.5gとかなり軽量なスマートウォッチになっていますが、バッテリーの持ち時間は公称10時間となっています。
実際に私が使ってバッテリーの持ちを検証した結果「8日と2時間」でバッテリーが100%から0%になりました。
- LINEやメールの通知1日50通前後
- 心拍数の自動測定ON
- ワークアウト30分を1回
- お風呂以外1日23時間装着
めちゃくちゃバッテリーが持つと言う訳じゃないけど、このサイズで8日以上持つのは立派だね。
実はHUAWEI WATCH FITのバッテリーで優秀なポイントがあって、それは充電時間がめちゃくちゃ早いこと!
HUAWEI WATCH FITの充電速度
5分 | 13% |
10分 | 32% |
30分 | 87% |
40分 | 95% |
49分 | 100% |
HUAWEI WATCH FITの充電が100%で8日以上持つことを考えれば、出かけようとした時にもし充電が無くなっていても5分間だけでも充電すれば13%のバッテリーが充電出来るので、1日持つ計算になります。
1週間に1回、お風呂に入ってる時にでも充電しておけばOK!
スマートウォッチの充電速度ってあんまり気にする人が居ないかもしれないけど、結構重要だと思う!
ただしバッテリーの充電に関して一つ注意してほしいのは、専用のバッテリー充電ケーブルの端子が外れやすいこと。
バッテリーの充電は、マグネットでくっつくタイプになっているんですが、これが意外と外れやすいので注意が必要。結構簡単に浮いちゃいます。
充電してたつもりが出来てなかったなんて事が無いように注意ね!
バンドの交換方法
HUAWEI WATCH FITは純正でシリコン製のバンドが付いていますが、他のバンドに交換することも出来るようになっています。
HUAWEI WATCH FIT自体がスマートウォッチの中でも、スポーツ寄りなので純正ではシリコンバンドになっていますが、品質が良く高級感があるので、金属製のバンドも似合うと思います。
バンドの交換方法は、一般的なスマートウォッチの場合金属の棒を引っ張っることで簡単に外れるようになっていますが、HUAWEI WATCH FITの場合には少し複雑になっています。
背面のバンドを取り付けている部分にマイナスドライバーなどの入れて、テコの原理で押し上げると接続しているパーツが外れます。
バンドを外すことはマイナスドライバーなどがあれば簡単に外れますが、このパーツを無くすと付けれないのでなくさないよ様に注意しましょう。
iPhoneと連携しても使える?
中華系のスマートウォッチは基本的にAndroidスマホに合わせて作られてる事が多く、iPhoneでも使えますがAndroidスマホと連携した場合に比べて、省略されている機能がある場合があります。
HUAWEI WATCH FITに関してもiPhoneと連携して問題なく使えますが、やはりAndroidスマホに比べて不便なポイントがあります。
通知機能の選択項目が少ない
連携しているスマホに来る通知をHUAWEI WATCH FITで受けることが出来るんですが「スマホには通知が来てもスマートウォッチには通知しなくてもいい・・・」というものもあると思います。
そんな場合に、アプリ上でスマートウォッチに通知する項目を選択することができますが、Androidに比べて、iPhoneの場合には選択する項目が多くありません。
iPhoneの場合は5つの選択肢しかないから、この5つ以外の通知を受けた場合は「その他」を選ぶ必要があるのね。
そう。その他を選ぶといらない通知も全てスマートウォッチに来ちゃうんだよね。
HUAWEI WATCH FITに通知したいアプリを事細かく設定できるAndroidに対して、5つもしくはその他の全てと、大雑把にしか選択出来ないiPhoneという違いがあります。
逆に言うと、AndroidとiPhoneで違う点はこのくらいだから、気にならない人はiPhoneでも問題なく使えますよ。
【評価】1万円ちょいならこれはあり
個人的には、中華系スマートウォッチで3大メーカーは「HUAWEI」「Amazfit」「Xiaomi」の3つだと思っていて、その3つのメーカーのスマートウォッチを買えば正直後悔することはないと思います。
各社ともに数万円のフラッグシップモデルから、今回のHUAWEI WATCH FITの様に1万円前後のモデルまで発売していますが、1万円台のスマートウォッチの中でHUAWEI WATCH FITはクオリティが1段階上と感じます。
スマートウォッチは何十本も持っていますが、HUAWEI WATCH FITの満足度はかなり高い!特に血中酸素濃度の自動測定機能ね!
他にあんまり聞いたこと無いもんね。自動測定は
1万円ちょっとでスマートウォッチの良い部分を体感できるHUAWEI WATCH FITは、スマートウォッチデビューしたい人はもちろん、既にスマートウォッチを持っている人でも満足度が高いスマートウォッチだと思います。
一般的な腕時計タイプの丸形フェイスが良いって人は、価格帯が違いますがHUAWEIのフラッグシップ的なポジションにあるHUAWEI Watch GT 3もおすすめです。
最近買っちゃいました!