どうも!スマオ(@SmawatchJp)です。
コスパが良い製品を数多く出しているXiaomiから発売されたスマートウォッチ。Mi Watch Liteを今日はレビューしたいと思います。
現在Amazonで7,480円と、スマートウォッチの中では安めな価格で販売されていますが、正直この価格にしてはおすすめできるスマートウォッチとは言えない出来になっています。
Xiaomi嫌いなじゃないけど、今回はスマートウォッチマニアとしてボコボコにさせて頂きます。
上位モデルのMi Watchが良かったからLiteも期待してたのにね・・・。
Mi Watchのレビューはこちらから
Mi Watch Liteの特徴と出来ること
日本でも製品の販売に力を入れだしたXiaomiは既にスマホでシェアを増やしつつありますが、スマートウォッチに関しては最近までバンドタイプのMi スマートバンドしか販売していませんでした。
Mi スマートバンドは、文句の付けようが無いほどコスパが良いモデルですが、バンドタイプなので職種によっては仕事中につけるのが微妙・・・と言えるスマートウォッチでした。
そんなXiaomiが最近販売開始したのが、上位モデルのMi Watchと、今回レビューする廉価版のMi Watch Liteの2つのスマートウォッチ!
まずはMi Watch Liteで出来ることや機能の紹介から
- 7,480円で買えるお手頃価格
- スクエア型(四角)1.4インチカラーディスプレイ
- GPS内蔵
- 5気圧防水
- 最大9日間のバッテリー
- 心拍数・睡眠モニタリング
- ワークアウト11種類
正直目新しい機能はありません。今どきどのスマートウォッチにも付いている程度の機能しか無いです。
唯一、この価格帯でGPSを搭載しているのは頑張ってるって感じだね。
Mi Watch Liteのデザインと付属品のチェック
まずは、Mi Watch Liteの付属品とデザインから紹介していきたいと思います。
付属品は、スマートウォッチ本体・説明書・専用充電器のシンプルなセット。
日本で正式に販売されているモデルなので、説明書ももちろん日本語に対応。
充電器は磁石でくっ付く一般的なタイプではなく、はめ込んで充電するタイプの物。
でかくて邪魔です。しかも結構力を入れないと取り外しが出来ません。
スマートウォッチとしてのデザインは、よくあるスクエア型でシンプルなデザインになっています。
右側面には物理ボタンが1つ。厚みは意外にあります。
背面には心拍数や睡眠計測用のセンサーと充電端子。
バンドはシリコン製。
腕周り18センチの男が付けた場合はこんな感じになります。
重さはバンド込みで33.5グラムと、かなり軽量な部類になりますが、先程言ったとおり厚みが結構あるので腕につけている時は、装着感は若干あります。
Mi Watch Liteのスペック。Mi Watchとも比較。
Mi Watch LiteとMi Watchは上位版と廉価版で価格差も約5,500円あるので、同じという訳にはもちろん行きませんが、上位版のMi Watchに比べて、Mi Watch Liteはかなり機能が削られています。
Mi Watch Lite | Mi Watch | |
サイズ | 41mm × 35mm × 10.9mm | 45.9 × 53.35 × 11.8mm |
重量 | 33.5g | 48.5g |
ディスプレイ | 1.4インチTFT 320×320 | 1.39インチAMOLED 454×454 |
計測機能 | 心拍数・睡眠 | 心拍数・睡眠・血中酸素濃度(Spo2)・ ストレス・エネルギー |
バッテリー | 230mAh | 430mAh |
Alexa | 非対応 | 対応 |
防水性能 | 5気圧 | 5気圧 |
ワークアウト | 11種目 | 100種類以上 |
バッテリー持ちやディスプレイの解像度など、スマートウォッチに求められる機能のほぼ全てにおいて、Mi Watchの方がMi Watch Liteよりも良いのは同メーカーの上位版なので当然ですが・・・
最近発売されるスマートウォッチにはほぼ標準装備になっている血中酸素濃度を削ったり、ワークアウトの種目が11種目と極端に少ないのは残念ポイント。
私的にはコスパのXiaomiと思っているので、7,480円でももうちょっと頑張ってほしいというのが本音
これはスマホのアプリ側で確認できる情報なんですが、左がMi Watch Liteで右がMi Watchになっています。
体のエネルギー残量がわかる機能や、ストレス機能などもMi Watch Liteには搭載されていない機能です。
Mi WatchにはAlexaも搭載されているしね。Mi Watchの方がコスパは高いと思う。
Mi Watch Liteを2週間使っての完全レビュー
Mi Watch Liteを購入してから2週間以上実際に使ってみたので、Mi Watch Liteで出来ることや、精度などを詳しく紹介していきたいと思います。
写真入りで紹介するので、購入を検討している人は参考にしてくださいね。
Mi Watch Liteを使うには、連携するスマホに専用アプリのXiaomi Wear(iPhoneの場合はXiaomi Wear Lite)をインストールする必要があります。
ウォッチフェイスの種類は豊富
気分に合わせてウォッチフェイス(文字盤)を変更できるのもスマートウォッチのメリットですが、Mi Watch Liteにも多くのウォッチフェイスが用意されています。
Mi Watch Lite本体にも何種類かのウォッチフェイスが入っていますが、その中から気に入ったデザインがない場合は、アプリからダウンロードして100種類以上から選ぶことが可能になっています。
私も使ってますが、CASIOの文字盤がある・・・これは許可取ってるんだよね・・・・?笑
実際のバッテリー持ちと充電速度について
Mi Watch Liteは、Xiaomi独自のOSを搭載したスマートウォッチで、各メーカー独自OSのスマートウォッチはApple WatchやWear OS by Googleを搭載したスマートウォッチに比べてバッテリー持ちが長いというメリットがあります。
Mi Watch Liteのバッテリーは最大9日間のバッテリー持ちとなっており、ほとんど人が満足できる持ちになっていると思います。
私が実際に使ってみて検証したところ、9日間は厳しく実際には7日間前後でバッテリーが無くなりました。
- メールやLINEの通知は1日50件程度
- ディスプレイ照度は自動設定
- お風呂以外は付けっぱなし
バッテリー持ち検証中はワークアウトを行っていないので、GPSを使うワークアウトを行った場合は7日間よりも短くなるはずです。
ワークアウト頻繁にする人なんかにとっては、ちょっと物足りないかも・・・。
Mi Watch Liteのバッテリーが切れた状態から100%までの充電時間も計測してみましたが、約100分で満充電になりました。
心拍数計測機能
心拍数計測に関しては、Mi Watch Lite本体上でも確認できますが、非常にシンプルな表示で平均と最新の心拍状態しか確認出来ません。
Mi Watchの場合はこの様にグラフで心拍数の確認が可能
アプリ上では心拍数グラフや最大・最小など細かく心拍数データを見ることが出来ます。
睡眠計測の精度は微妙かも?
Mi Watch Liteは付けたまま寝ることで睡眠中の状態を計測する事が出来ますが、睡眠計測の精度についてはちょっと信用できないかもしれません・・・・。
これは今日の睡眠計測ログなんですが、入眠時間が2時6分となっています。ですが、今日寝た時間は確実に4時を超えていました。
睡眠計測に関しては、Mi Watchも計測できていなかったなどのコメントが、私のMi Watchレビュー動画にも書き込まれているので、もしかしたらMi Watchシリーズは睡眠計測が弱点かもしません・・・。
ちなみに睡眠計測は昼寝には非対応です。色々残念かも・・・。
ワークアウトの種目が少ない!
日常的に身に着けているスマートウォッチは、心拍数など健康管理やワークアウトの記録を取るのに適したガジェットと言えます。
これも100種類以上あるMi Watchとの差別化だと思いますが、Mi Watch Liteは計測出来るワークアウトが11種目と極端に少なくなっています。
屋外ランニング、トレッドミル、屋内サイクリング、屋内サイクリング、フリースタイル、ウォーキング、トレッキング、トレイルラン、プールスイミング、オープンウォータースイミング、クリケット
クリケットとか日本でやってる人何人いるんだって感じですね
GPS精度も微妙
スマートウォッチにはGPS搭載モデルと、非搭載モデルがあり、GPSを搭載している場合にはスマートウォッチ単体で、ワークアウト時に距離や速度、走行ルートなどを計測する事が出来ます。
GPS非搭載モデルでも、スマホと一緒にワークアウトすればスマホのGPSを利用して各種計測は出来るんだけどね。
ワークアウト時にスマホなどを持たず、身軽に運動したい人にとってはGPS搭載は非常に魅力的で、GPS搭載モデルだと最低1万円以上の物がほとんどの中、7,480円のMi Watch LiteにGPSが搭載されているのはメリット。
実際にワークアウトでサイクリングをしたので、その時のGPS精度を確認してみましょう。
ワークアウトを行うと、アプリ上で走行したルートや走行速度などを細かく確認することが出来ます。しかし、走行ルートのログをアップで見てみると・・・。
GPS精度が悪いと、走行ルートログだけではなく走行距離や、走行速度などにも影響してくるので精度が高ければ高いほど正確なワークアウト計測をする事が出来ますが、Mi Watch Liteの場合はちょこちょこと、道を外れて民家の中を突っきていたりします。
極端に悪くはないけど、精度が良いとも言えないレベル・・・
ちなみに上位モデルのMi WatchもGPS精度は高いとは言えません・・・。
解像度が安っぽすぎる
上位版のMi WatchがAMOLEDディスプレイを採用しているのに対して、Mi Watch LiteはTFTディスプレイなので解像度(画面の綺麗さ)には大きな違いがあります。
Mi Watch Liteの場合には、文字が明らかにギザギザな低解像度感あふれる表示になります。
読めればOKという人なら問題はありませんが、ちょっとチープな感じが目立ちます。この解像度は3000円前後で買える無名メーカーのスマートウォッチとあまり変わらないので、7,480円のスマートウォッチとしてはガッカリなレベルです。
こっちはMi Watch。写真だと分かりづらいかもしれませんが、AMOLEDディスプレイを採用したMi WatchとMi Watch Liteの綺麗さは実際に見ると一目瞭然。全然違います。
バンドはホコリ吸引器状態
Mi Watch Liteのバンドはシリコン製のバンドが採用されており、取り外しが可能になっているのでサードパーティ製のバンドに付け替えることも可能です。
今回は私がブラックを選んだせいもあると思いますが、Mi Watch Liteのシリコンバンドはホコリ吸引器状態です・・。
Mi Watch Liteのバンド取り外し方法は、このボタン部分を押し込んでバンドを引っ張って外します。ですが、結構固めになっているので外すのには力が必要になっています。
Mi Watch Liteの評価
ということで、2週間以上使い込んでみましたが、何十個もスマートウォッチを持っているスマートウォッチマニアの私的評価はかなり低いです。
Xiaomiという事で期待して購入しましたが、GPSが搭載されている事以外は3,000円前後のスマートウォッチと特に変わらないレベルです。
Mi Watch Liteのポイントをまとめると・・・
という感じで褒めるポイントはGPS搭載というところだけになりました!
とにかく機能が削られすぎ
価格が違うので、もちろんMi Watchと同じという訳にはいかないと思いますが、Mi Watchに比べてMi Watch Liteはかなり機能が削られています。
血中酸素濃度・エネルギー・ストレス・・・。さらにはAlexaも非搭載で解像度も悪くワークアウトの種類も少ない・・・。
上位モデルのMi Watchと被らないように必死なんだろうけど、機能が削られすぎてて、Mi Watch Liteに良さが無くなってる。
Mi Watch Liteが5,000円ならめっちゃコスパの良いスマートウォッチなんだけどね。7,480円っていう価格設定が微妙なんだな。
5000円にしちゃうとMi Smart Band 5と被っちゃうから、それはそれでだめなんだろうね。
Mi Watchもしくは、他のスマートウォッチがおすすめ
Xiaomiが日本で公式に販売しているスマートウォッチは、12,980円のMi Watch・7,480円のMi Watch Lite・4,490円のMi Smart Band 5の3つになりました。
Mi Watchが1万円ちょっとで買えるスマートウォッチとしては抜群のコスパの良さがあり、Mi Smart Band 5も4,000円台で買えるスマートウォッチでは最強のレベルになっている中
7,480円のMi Watch Liteはやはり中途半端なモデルという印象が拭えないスマートウォッチになっています。
もうちょっと機能を上げるか、価格を下げるかすればコスパが良いと思うんだけどね。
現状おすすめできるスマートウォッチではないよね。
GPS付いてて安ければ、他の機能は気にしねーよ!!!って人なら買ってもいいと思います。
ただ同じような価格帯で他のメーカーでからはもっと良いスマートウォッチもあります。
おすすめなのは、HUAWEI WATCH FITやAmazfit Bip u Proなどです。この2つはMi Watch Liteと同じくスクエア型でGPS搭載のスマートウォッチで、価格帯もMi Watch Liteと近い値段になっています。
1万円ちょっとするけどHUAWEI WATCH FITはまじで完成度が高い!おすすめです。