こんにちわ!スマートウォッチ大好き人間のスマオ(@SmawatchJp)です。
初代Amazfit GTRが日本でもスマッシュヒット!注目度の高かったAmazfit GTR2が日本でも発売し、実際に数ヶ月使っているので、色々とレビューしてみたいと思います。
購入を検討している人は参考にしてください!
- マイクとスピーカーの搭載
- 3GBの音楽保存機能
- 血中酸素飽和度・ストレス計測
- ワイヤレスイヤホンとの接続
- 音声アシスタントAlexaを搭載
Amazfit GTR2はどんなスマートウォッチ?
そもそもAmazfitシリーズのスマートウォッチを使ったことない人に説明すると、Amazfit GTR2はHuamiという会社が販売しているスマートウォッチのブランドで
Amazfit GTR以外にもスクエア型(四角い)のAmazfit GTSや、アウトドアに特化したタフネススマートウォッチAmazfit T-Rexなど様々なスマートウォッチを販売しているブランドです。
Amazfit独自のOSを採用したスマートウォッチなので、アップルウォッチなどのようにアプリを後からインストールするなどのカスタマイズはすることが出来ません。
その代わり、価格は安く数千円から購入することが出来、一回の充電で10日〜1ヶ月以上バッテリーが持つのが強みのスマートウォッチです。
もちろんLINEやメールの通知や、心拍数の計測、ワークアウトなど出来ることは沢山あります!
安物にありがちなワンテンポ遅れるような感じではなく、サクサクとした操作感!
Amazfit GTR2はスポーツエディションとクラシックエディションの2種類
初代のAmazfit GTRはウォッチフェイスが42mmと47mmの2種類の大きさがラインナップされていましたが、GTR2は現時点ではサイズは一種類のみ(約47mm)のラインナップになっています。
サイズや機能的な面では違いは無く、バンドは後から変更することも出来るので、単純に本体のカラーと素材で選べばOKです。
スポーツエディションは本体にアルミニウムが採用されており、バンド部分もスポーティーなシリコン製になっています。バンドを抜いた本体重量は31.5g。
本体の素材にステンレスを採用し、バンドもレザーになっているのがクラッシクモデル。シルバーカラーで高級感に溢れたデザインになっています。
重量はバンド部分を除いた本体だけで39gと、スポーツエディションの31.5gに比べて少し重くなっています。価格も3,000円ほどクラシックエディションが高くなっています。
今回レビューするのは、スポーツエディションになります!
Amazfit GTR2のデザインチェック
いかにもスマートウォッチという主張が強いスマートウォッチと違い、Amazfit GTRはどんな場面でも付けていけるオーソドックスな腕時計タイプのデザインを採用しています。
初代GTRもかっこいいと感じていましたが、2代目になってさらに洗練されたデザインになっています。まずは付属品を紹介しながらデザインのチェックをしていきたいと思います。
初代もかっこよかったですが、実際にAmazfit GTR2と並べてみると古臭さを感じてしまいます。
Amazfit GTR2では湾曲した3Dガラス加工が施されてなめらかなディスプレイになっています。
付属品はシンプルにAmazfit GTR2本体・取り扱い説明書・専用の充電ケーブルの3つ
説明書もばっちり日本語に対応しています。1万円以下のスマートウォッチの場合には日本語が変な場合もありますが
Amazfitは日本市場も強く意識しているスマートウォッチなので、変な日本語も一切ありません。
私は黒い本体が好みだったのでスポーツエディションを選びましたが、普通の腕時計としてみてもかっこいいデザイン
右側には押し込み式の物理ボタンが2つ
背面には、心拍数などを計測するセンサーと充電端子
初代GTRには無かったマイクとスピーカーが背面に設置されています
スポーツエディションはバンドがシリコン製です。柔軟性が高く装着感が良いバンドになっています
充電はマグネットが付いているので、背面の充電端子に充電器を近付けると自動で吸い付くようにハマります
手首の周囲が18センチの男が装着するとこんな感じです。
慣れると違和感はないですが最初は大きいと感じたので、女性や手首の細い男性だとちょっと大きめかもしれません。
Amazfit GTR2のスペックを確認
サイズ | 46.4×46.4×10.7 mm |
重量(本体のみ) | スポーツエディション: 31.5g クラシックエディション: 39g |
ウォッチケース素材 | スポーツエディション:アルミニウム クラシックエディション:ステンレス |
ディスプレイ | 1.39インチAMOLED 454 x 454 326ppi |
通信規格 | Bluetooth 5.0 WLAN 2.4GHz |
GPS | 対応 |
センサー | BioTracker 2 PPG 生物学的データセンサー 気圧センサー 加速度センサー ジャイロスコープ センサー 3 軸地磁気センサー 環境光センサー |
バッテリー | 最大14日間 |
充電ポート | 磁気充電 |
対応OS | Android 5.0以降 iOS 10.0以降 |
防水 | 5ATM 防水 |
ちなみに、スポーツエディションの場合バンド込みでの重量は47gになります。
Amazfit GTR2を実際使いながら機能紹介
Amazfit GTR2はLINEやメールの通知以外でも、心拍数計測や睡眠計測、ワークアウトなど時間を確認するだけの腕時計と違い、24時間付けたままという使い方をする人も多いと思います。
Amazfit GTR2で出来ることをすべて紹介します!
Amazfit GTR2を使うには専用アプリ「Zepp」のインストールが必須!
Amazfitシリーズのスマートウォッチを使ったことがある人にはお馴染だとおもいますが
Amazfit GTR2を使う場合には連携したいスマホに専用アプリのZeppをインストールする必要があります。
Amazfit GTR2本体でも心拍数や歩数などの情報を確認することは出来ますが、細かい情報はZepp側で確認することが出来ます。
他にもAmazfit GTR2に通知するアプリの選択や細かい設定などはZeppから行います。
そもそもZeppをスマホにインストールしないとAmazfit GTR2を使うことは出来ません。必須アプリです。
数十種類のウォッチフェイスに変更可能!
スマートウォッチは普通の腕時計と違い、好きなウォッチフェイス(文字盤)に変更出来るのも魅力的なポイント。
もちろんAmazfit GTR2も数十種類のウォッチフェイスから自分の好みの物を選ぶことが出来ます。
GTR2本体でウォッチフェイスの変更をする場合には、画面を指で長押しすると変更モードになるので横にスライドさせることで変更できます。
初期状態のウォッチフェイスは8種類だけど、あとから追加可能だよ。
GTR2本体に入っているウォッチフェイスに好みのデザインがない場合には、Zeppアプリのストアからも変更することが可能。随時新しいウォッチフェイスが追加されているのもありがたいポイントです!
注目してほしいのがこのウィジェット機能!
全てのウォッチフェイスではなく種類は限られてしまいますがこの編集マークが付いているウォッチフェイスに関してはウィジェットと言われる機能が付いており、ウォッチフェイス上に自分が表示したい情報を選択することが出来ます。
このウォッチフェイスの場合には、真ん中にある大きなウィジェットと下の方にある小さいウィジェット2つの表示内容を変更することが出来ます。
GTR2を見た時に、自分の心拍数をひと目で確認したい・天気を確認したい・バッテリー残量を確認したい
など自分好みのウォッチフェイスに編集することが出来るようになっています。
時刻の常時表示にも対応!
スマートウォッチは普通の腕時計よりも電力消費が多く、必要ないときは画面が暗く消えているモデルがほとんどで、時間を確認したいときにも手首を返して画面が点灯するのを待つ必要があります。
手首を返してから画面が付くまでのタイムラグがちょっとイラツイたりするよね・・。
パソコンで仕事をしている時とかに、時間を確認するのにいちいち手首を返すのもだるい・・・。
そんなストレスを抱えているスマートウォッチユーザーも多いと思いますが、Amazfit GTR 2は画面の常時表示に対応しているモデルになります。
ただし、常時表示にする場合は通常のウォッチフェイスではなく、常時表示専用のウォッチフェイスになっちゃいます。
常時表示モードは「デジタルフェイス」「アナログバージョン」と設定している「文字盤従う」の3つあります。
もちろん。手首を返したりボタンを押せば通常の表示に戻るよ。
心拍数や血中酸素飽和度の計測機能について
身につけるガジェットであるスマートウォッチと心拍数などの計測の相性は良く、計測機能の基本ともいえる心拍数や、最近のトレンドになっている血中酸素飽和度の計測もすることが出来ます。
- 心拍数
- 血中酸素飽和度
- 睡眠モニタリング
- ストレス
心拍数計測機能
GTR本体でも簡易的な計測結果を確認出来ますが、Zepp側のアプリで確認すると、リラックス状態の時間や平均心拍数などの詳細を確認することができます。
心拍数の検出頻度は1分・5分・10分・30分の中から選べますが、頻度を短くするとバッテリーの持ちが変わってくるのくるので注意。私は気にせず1分単位にしていますが1週間以上は余裕で持ちます。
血中酸素飽和度計測機能(SpO2)
最近のスマートウォッチは血中酸素飽和度が搭載されているのがアピールポイントになるほど、流行っている計測機能ですが、他のスマートウォッチももちろんですがGTR2も医療機器ではないので、参考程度に考えるた方が良い機能です。
それでも目安として血中酸素飽和度が計測できるのは面白い機能。
血中酸素飽和度の計測には1分弱の時間がかかるのと、腕を動かさないでじっとしている必要があり、立ちながらじっとしてる場合でも失敗してしまう事が結構あります。
血中酸素飽和度は90%以上が正常のようですが、90%以下になることも多々あるので、ちゃんと測るには腕の位置など結構シビアかも・・・。
睡眠モニタリング計測機能
毎日充電する必要があるアップルウォッチなどを使っている場合には、寝てる間が充電タイムという人も多いと思いますが、Amazfit GTR2は最大14日間のロングライフバッテリーなので、充電の回数は極端に少なくなります。
毎日充電する必要がないAmazfit GTR2は、睡眠モニタリングをしたい人には相性が良いスマートウォッチです。
Amazfit GTR2で計測できる睡眠モニタリング機能は、入眠時間や起床時間だけではなく深い睡眠や浅い睡眠の時間や、目が覚めた回数なども計測することが出来ます。
AmazfitシリーズでZeppを使っているユーザーの中で、入眠時間や深い眠りの長さなどを比較出来るのも面白い機能です。
私はめちゃくちゃ不規則な生活を送っていますが、規則正しい生活をしている人は「今週の睡眠時間は短いから土日ゆっくり休もう」みたいな感じで健康管理にも役立ちますね!
ストレス計測機能
ストレス計測機能も最近のスマートウォッチには搭載される事が多くなってきた機能のひとつ。
GTR2にも搭載されているので、日々の生活でストレスを感じている人はどんな時に一番ストレスを感じているのか確認するのに面白い機能です。
ストレスは0〜100のスコア式で計測され、0〜39がリラックス状態・40〜59が正常・60〜79中程度のストレス・80以上は高いストレスを感じている状態と計測されます。
ただし、心拍数を元に独自のアルゴリズムでストレスの状態を計測しているとの事なので
ストレスを感じていない場合でも動いて心拍数が上がっている状態ではストレスと計測されてしまうかも。
ワークアウト90種類!だけど・・・GPSは残念
スマートウォッチに健康管理機能を求める人には重要になってくるのが「ワークアウト機能」だと思いますが、Amazfit GTR2は90種類もの運動に対応しています。
ウォーキングやランニング、サイクリングなどはもちろん。Amazfit GTR 2は防水なので水泳もあります。
他にも社交ダンスやストリートダンス、アーチェリーやボーリングなど非常に多くのスポーツの計測が出来るようになっています。
試しにサイクリングしてみたので、その時のワークアウトを紹介したいと思います。
ワークアウトでは走行ログや心拍数、平均速度などが計測可能
ほとんどのスマートウォッチにもワークアウト機能は搭載されていますが、Amazfit GTR2のワークアウトは計測できる情報が多く。本格的に運動をしている人でも有効に使うことが出来ます。
Amazfit GTR2にはGPSも搭載されているので、実際に走行したルートを地図上で見れたり、平均速度・消費カロリー・心拍数など細かい情報のログもとってくれます。
走行速度もグラフ上で確認することができ、1キロ・5キロ毎のラップタイムなんかも確認可能。
心拍数もグラフで確認することができ、無酸素状態や有酸素状態などの情報も確認出来るので、インターバルトレーニングなどを行っている場合でも有効に利用可能。
ちなみに初代ではワークアウト実行中はワークアウト画面以外選択することが出来ず、せっかく音楽のリモコンとしても使えたのにワークアウト中は操作出来ないという残念仕様でしたが
GTR2はバックグランドでもワークアウトを実行することが出来るようになりました!
Amazfit GTR2で他の操作をしていても、バックグランド上でワークアウトは実行中!
GPSの精度がイマイチ!
これはめちゃくちゃ残念なんですが、Amazfit GTR2のGPSはめちゃくちゃ正確という訳ではありません・・・・。
実際に走行したのは道なりなんですが、走行ログ上は道から外れて記録されてしまっています。
これ・・・初代GTRでも同じなんだよね・・・。Amazfit GTSやT-Rexは正確なのになんでAmazfit GTRシリーズだけ・・・・?改善希望!
音楽再生&保存機能 単体で音楽再生が可能に!
初代GTRではスマホで再生している音楽のリモコンとしての操作しか出来なかったので、ワークアウト中などに音楽を聞きたい場合でもスマホを一緒に持っていく必要がありました。
GTR2は音楽のリモコンとしてはもちろん。GTR2自体に音楽を保存する事ができるようになったので、GTR2さえ身に着けていればスマホ無しでも音楽を聞くことが可能に!
スマホに入っている音楽ファイルをZeppアプリからAmazfit GTR2に転送することで保存することが出来ます。
残念ですがApple MusicやamazonMUSICなどのストリーミングサービスの音楽は転送出来ません。MP3ファイルである必要があります。
Apple Musicユーザーの俺は使うことがないかな・・・正直
通話も可能に!マイク&スピーカーが搭載
これも初代にはない機能で、新しく搭載された機能なのがマイク&スピーカー。
ポケットの中やカバンの中にスマホを入れっぱなしの状態でもAmazfit GTR2で電話に出て通話することができるようになりました。
ただし、スマホのスピーカーモードと同じ様に相手の声が大きく聞こえるので、人が多い場所で使った場合には周りの人に会話の内容がだだ漏れになっていまいます。
意外とちゃんと通話出来るけど、使う場面は結構限られちゃうかな・・・?笑
スマホの充電中なんかにパッと電話に出れるのは便利かも。
ワイヤレスイヤホンとの接続が可能に!
マイクとスピーカーが搭載されたのはいいものの、音楽再生も通話もそのままスピーカーを使うと音が外にだだ漏れなので実用性はあまりありません。
しかし、Amazfit GTR2にはワイヤレスイヤホンとの接続機能が搭載されたので、音楽を聞きたい時も電話も気にせず使うことが可能になりました。
音声アシスタントAlexaにも対応
Alexaとは、スマートスピーカーと言われるAI音声認識サービスで、話しかけることで色々な操作が可能な技術です。
例えば「明日の東京の天気は?」と聞いてみると
「日本の人口は?」と聞いてみると
こんな感じに質問に答えてくれたり。Alexa対応機器を持っていれば・・・
「Alexaライトを点けて」
こんな感じに話しかけるだけでライトのオン・オフができたりします。
Amazon Echoと呼ばれるスピーカーを持っていれば、Alexaに指令していろいろなことをやってくれますが
Amazfit GTR 2があれば、Amazon Echoなどのスピーカーを買う必要がなく、Alexa対応の機器を購入して使うことが出来ます。
他にもテレビやエアコンもAmazfit GTR 2のAlexaで操作が可能!
家に帰る前にエアコンで部屋を冷ましとくみたいな使い方も出来るね。
Amazfit GTR2のイマイチなポイント
初代GTRに比べて完成度が高く、独自OS搭載のスマートウォッチの中ではベストな選択と言っても過言ではないAmazfit GTR2ですが、実際に使っていくつか気になったポイントもあるので紹介したいと思います。
GPS精度が悪い
ワークアウトの時にも言ったことですが、初代から引き続きのデメリットポイントがGPSの精度・・・。同じくAmazfitシリーズのGTSやT-RexはGPS精度が高いのにAmazfit GTRに関しては初代も2も精度が悪く
走行距離などの正確性が微妙です。初代の時もアップデート等で直るか?と期待していましたが、結局今現在精度が悪いままなので、Amazfit GTR2でも精度が良くなることは無さそう。
Amazfitシリーズの他のモデルと違うのはなんで?!
価格が高くなりすぎ
Amazfitのスマートウォッチは、高性能でデザインもよく価格が安いというの魅力的だったのに、今回のAmazfit GTR2は価格が高くなりすぎと感じます。
スポーツエディションが29,800円、クラシックエデシションが32,800円という価格はこの性能的に高すぎる訳ではないかもしれませんが、以前のAmazfitシリーズと比較すると高くなりすぎ。
そもそも中国ではスポーツエディションが約16,000円、クラシックエデシションが約17,500円。中国はAmazfitの地元だから安くてもしょうがないとして、アメリカでもスポーツエディションが約19,000円、クラッシックエディションが21,000円となっています。
確実に日本だけ高い・・・・。
保証の事を考えたり、性能でみたら決して高いわけではないと思うけど、他の国と比べると・・・ね。
Amazfit GTR2まとめ
いくつか不満点もありますが、基本的には初代Amazfit GTRの正常進化!Amazfitシリーズのメインスマートウォッチとしての完成度はかなり高いと感じたスマートウォッチです。
- バッテリーが長持ち
- どこにでも、どんな場面でも付けていける洗練されたデザイン
- 健康管理にも役立つ各種計測機能
など、スマートウォッチは色々なメーカーから販売されていますが、アップルウォッチやWear OS by GoogleなどのOSを搭載していない独自OSのスマートウォッチの中ではトップレベルのスマートウォッチだと思います。
スマートウォッチを何十種類も持っており、頻繁に付け替える私がですがAmazfit GTR2は長く使いたいと思えるスマートウォッチ!まじでおすすめできます。