どうも!スマオ(@SmawatchJp)です。
APPLLP MAXはAndroid9を搭載したフルAndroidスマートウォッチで、2.88インチの四角い巨大ディスプレイを搭載したモデルになっています。
腕時計の形をしたAndroidスマートフォンってことね!
スマートウォッチにAndroidを搭載した「フルAndroid搭載スマートウォッチ」は非常にニッチな存在ですが、スマホを必要とせず色々出来るので、ガジェット好きにはたまらない製品だと思います。
フルAndroidスマートウォッチは、色々なメーカーから発売されており、私も何個か持っていますがやはり不満な点は、スマートウォッチサイズなのでディスプレイが小さく、そして丸型なのでウェブ閲覧や動画鑑賞には向かないというところ。
それを解決したのがAPPLPP MAX!
四角い巨大ディスプレイを採用したAPPLLP MAXは腕に付けて邪魔な事は置いといて、ある意味フルAndroidスマートウォッチの完成形とも言えるモデルです。
ただ、問題が多すぎて正直オススメできない!
APPLPP MAXのスペックチェック
色々と問題のあるAPPLPP MAXですが、問題点は後ほどじっくり説明するとしてまずはスペックの確認からしていきたいと思います。
APPLPP MAXのスペック
サイズ | 本体:縦53.6 mm × 横77.2 mm × 厚さ15 mm バンド:幅32mm 長さ288mm |
重量 | 90g(バンド込み133g) |
ディスプレイ | 2.88インチ 解像度480×640 |
OS | Android9 |
CPU | Mediatek MT6761 |
RAM/ROM | 4GB/64GB |
バッテリー容量 | 2300mAh |
カメラ | アウトカメラ13MP/インカメラ5MP (SONYセンサー搭載) |
対応バンド | Gsm: 850/900/1800/1900 Wcdma: B1/B2/B5/B8 TD-SCDMA: B34/B39 LTE-FDD: B1/B2/B3/B5/B7/B8/B12/B17/B20 LTE-TDD: B38/B39/B40/B41 |
スマートウォッチのスペックっていうか、スマホのスペックだね。まぁスマホなんだけど・・・。
もちろんWi-Fiでの接続もできるけど、対応バンド的にソフトバンクは快適に、ドコモは地下とか行かなきゃいける感じかな。auは知らん。
APPLPP MAXの付属品とデザインチェック
- APPLPP MAX本体
- 簡易説明書・詳細説明書
- POGOピンタイプの専用充電ケーブル
- ドライバーとネジ
説明書はなぜか2つ。一つは英語と中国語だけの記載ですが、もう一つの方にはなんと日本語での説明書きも
POGOピンタイプの専用充電ケーブルは、こんな感じで充電端子に近付けると磁石でくっついて充電することが出来ます。
ドライバーは、SIMカードスロットルを開ける時に使います。このSIMスロットルのネジはとても小さいので、無くしても良いように予備のネジが数本付いています。
本体のみで90グラム、バンド込みで133グラムと見た目の割には軽いと言ってもいいかもしれません。腕につけている分には重さはあまり感じません。
男性の中でもやや太めであろう手首周り18センチの私が付けても一番短い穴になるので、腕が細い女性なんかの場合には、純正のバンドではゆるゆるになってしまうと思います。
正面から見ると、ベルトに対してやや左側にオフセット配置されています。
右側面には電源ボタン。
左側面には充電端子とSIMカードスロットル
装着した時の正面側に13MPのアウトカメラが配置。付けた状態で前側にカメラが設置されているので、ディスプレイを確認しながら写真を撮影することが出来ます。
背面には心拍数などを計測するときのセンサー
そしてAPPLPP MAX最大のメリットはここ。このボタンを押すと・・・。
本体部分とバンドを切り離すことが出来ます。
スマートウォッチとしては異常な大きさのAPPLLP MAXですが、この様にバンドから取り外すことで小さいスマホとしても単独で使うことが出来るのが大きなポイント
以前レビューしたLEMFOのLEM Tというスマートウォッチは、バンドから外せないモデルだったので、スマホとして使うには不便な部分もありました。
普段はスマートウォッチ、必要な時にはスマホに!これが最強!
ちなみにスマートウォッチマニアでもありますが、小さいスマホマニアでもある私は小さいスマホをいくつも持っていて・・・。
左からAtom・Jelly2・楽天ミニ・APPLLP MAXという風に並べて見ましたが、小さいスマホと同じようなディスプレイサイズになっているので、スマホとして使うにも十分な大きさです。
実際にAPPLPP MAXを使ってみる
実際にAPPLPP MAXでどんなことが出来るのが紹介していきたいと思います。
基本的にはスマホなので、Androidスマホと同じことが出来るよ
APPLPP MAXはAndroid9を搭載したフルAndroidスマートウォッチなので、Googleのプレイストアも使うことが出来ます。
なので、普段使っているスマホと同じ様にアプリをインストールすることが可能。
初期の状態だと日本語入力キーボードは入っていませんが、プレイストアで日本語キーボードを入力すればOKです。
Google Mapも見れるので、自転車やバイクに乗ってる時のカーナビ代わりにも
You Tubeもこの通り、縦画面でも全画面表示でもスムーズに見ることが出来ます。
SIMカードを入れればもちろん通話をすることも出来ます。
おまけ程度だろうけど、写真もチェック!
勝手にポートレートみたいな写真になっています。
全体的にぼや〜っとしてるけど、記録程度の画質で良ければ・・・
インカメラは夕焼けのような赤い写真が撮れます・・・というか勝手に赤くなります。
ということで、解像度なんかの問題で使えないアプリもあるみたいだけど、だいたいスマホと同じことが出来ます。
スマホいらなくない?これだけでいいじゃん!
ところが・・です!いくつか重大な落とし穴があるので紹介していくよ〜〜〜〜!
APPLPP MAXを買っちゃいけない理由
ガジェット好きにはたまらないスマートウォッチがAPPLPP MAXですが、かなり重大な欠点が2つあります。
これを聞いたらたぶんほしいと思う人はいないと思う。
問題1:SIMを入れてもモバイルデータ通信が出来ない!
海外のスマホを使った事がある人や、格安SIMなどを使っている人はわかると思いますが、スマホには対応しているバンド(周波数)があり、どのスマホにどのSIMを入れても使うことができると言うわけではありません。
APPLPP MAXのLTE対応バンドはB1/B2/B3/B5/B7/B8/B12/B17/B20/B38/B39/B40/B41なので、ソフトバンクが完璧に対応していますが、私は持っていないのでドコモ系のOCNモバイルONEのSIMで使おうと思っていました。
APPLPP MAXの対応バンドだとドコモ系のSIMは完璧に対応はしていませんが、地下などでなければ普通に使えるはずなのですが、使うことが出来ませんでした・・・。
っていうよりAPNの設定項目がない!
スマホに格安SIMなどを入れた場合には、APN(アクセスポイントネーム)を自分で打ち込む必要があるんですが、その打ち込む設定項目自体がAPPLPP MAXにはありません・・・・。
どこをどう探してもAPN設定画面がなく、電話は出来るもののモバイルデータ通信をすることが出来ませんでした・・・・。
つまりWi-Fi環境がある場所でしか活躍出来ない!
それスマートウォッチの意味ねーじゃん!
ただし、ネット上で情報を漁ってみると、ドコモやソフトバンク純正のSIMやワイモバイルなら自動でAPN設定されてデータ通信が出来るとの情報もあります・・・。
最近契約したLINEMOでも使うことが出来ました〜!
ホームアプリが設定不可
ホームアプリはスマホを作っている会社によってオリジナルの物を作っている場合がほとんどですが、自分の好きなものに変更することが可能です。
APPLPP MAXの場合もオリジナルのホームアプリが設定されているんですが、これが使い勝手が悪いので変更しようとしても・・・。
一瞬設定したホームアプリに変わるものの・・・・。
スリープ状態から復帰すると元のホームアプリに戻ってしまいます・・・。
新しいスマホを手に入れると、私はすぐにNOVAランチャーをホームアプリにするんですが、APPLPP MAXは出来ない・・・。
まとめ
ということで、久々にスマートウォッチを買って大失敗な体験をしてしまいました。LEM Tの時から「バンドと本体が分離出来たら良いのにな〜」と思っており、遂に夢のフルAndroidスマートウォッチが出たと思ったら、モバイルデータ通信も出来なポンコツでした。
コンセプトはいいけど、買っちゃだめなスマートウォッチでしたとさ!